ここから3日間ほどは新しい環境に慣れるまで、ある程度我慢比べと思ってください。 何でも最初が肝心です。
その1. 可愛い子犬ですからすぐに抱っこしたいことでしょう。 食事の前後などに30分程度の時間を決めてかまって上げてください。 長時間は危険です。 子犬は体力が無いのに限度を知りませんので、体力が弱り死に到る場合もあります。
その2. とにかくこの時期は疲れとストレスが溜まっていますから、3日間ほどはゆっくり休ませてあげることが大切です。
子犬は1日20時間くらい寝続けます。 無理やり起こさないで、ゆっくり寝させてあげてください。
その3. 室温にご注意を。 特別に難しく考える必要はありません。犬も人と同じです。 寒い時は犬も寒い、暑い時は犬も暑いのです。 この心配りを忘れないでください。
その4. 3日間ほどの夜泣きは当たり前です。
泣いても決して負けて、ケイジから出さないでください。
本能的に親犬や兄弟との生活を思い出し、寂しがっているのです。 これからはあなたが家族であり親です。
かわいそうだからといって、ケージなどから出して一緒に寝るのはやめましょう。 あなたの寝床を自分の居場所だと勘違いしてしまわないように、心を鬼にして知らん顔しましょう。 そして、徐々にペットにとっての安心できる「自分だけの場所」を作ってあげましょう。
その5. 健康のバロメーターは糞です。 大型犬の場合は多少軟便ですが健康な子犬は、通常はコロコロしている状態です。 しばしば子犬は母犬の便を舐めて、おなかに回虫がいる場合もあります。
従って普通はブリーダー段階で虫下しを入れていますが、それでも出ない場合がままあり得ます。 その虫が環境変化で動き出し、下痢の症状を見せる場合があるのです。 ティッシュで掴めないような下痢はすぐに獣医に連れて行ってください。 食欲はあるけど下痢が続いているとその内に食欲もなくなり、低血糖を引き起こし死に至る場合もあります。 早期発見ならば、なんら慌てる必要はありません。 獣医のくれた虫下しをフードに混ぜて与えればすぐに解消します。
その6. 同様に耳を掻く状態の時は、耳ダニがいる可能性もあります。 その場合も、獣医から診察していただきダニの駆除薬を付けてあげればすぐに解消します。
回虫や耳ダニはブリーダー段階でかなり配慮し清潔度の維持に努めているはずですが、どんなに気を遣っても完全には駆除できない性格のものです。
その7. ドッグフードの与え方。 ドッグフードについては、できればブリーダーのところで今まで食べていたものを継続して与えてください。 急な食事の変化は子犬の下痢の原因にもなります。
変える場合は一気に変えるのではなく、新しいフードも混ぜながら徐々に変えていくのがポイントです。
その8. 標準的な食べさせ方。
●お湯で15分ぐらいふやかしてから、つぶして、かき混ぜて食べさる。 量は最初に食べた量(最初は多目に与える)を基準に徐々に増やして行く。
逆にお湯の量は減らし気味にし、生後90日以降(歯が生えてきた頃)は完全ドライに切り替える。
●子犬の頭半分が、ふやかし状態で1日に与える量です。
この判断は難しいですから最初にどれほど食べるか余らす程度に与えて目安を覚えてください)
●1日の回数は2回~3回 (1日の食べる量が決まっているので、それを何回かに分けて与えると言うことです。 子犬の内は、できたら3回の方がベター)。 夏場はいつまでも置いておくと悪くなるので注意。
●食べが悪い時は、肉缶詰をチョット混ぜて食べさせる(臭い付け程度です)。 鳥のササミをボイルして混ぜて与えても良い。 また犬用粉ミルクはサプリメント代わりに与えても良い。
●水は新鮮な水道水を与える。 水道水が気になる方はブリタ等の浄水器でろ過したものを用いる。
(ミネラルウォーターの中でも硬水は、その成分によって尿結石を引き起こしやすいので注意です。)
●決して牛乳は与えないでください。 消化できない成分が入っており下痢の原因になります。
その9. トイレは位置を決めたら動かさないで下さい。 トイレはすぐに覚える子もいれば、半年以上たっても失敗する子もいます。 決してそそうをした子犬を叱ってはいけません。あきらめない限り、いつかはできるようになります。
その10. 生後約4ヶ月間は、歯が生え変わるまで「あまがみ」があります。 その場合、まずは背中をなでるようにし、それから後ろ向きにし、胸と下あごを押さえます。
下あごを押さえると噛めない状態になります(マズルコントロール)。 それを繰り返す事により、そのうち学習して噛まなくなります。
その11. お散歩やシャワーは90日ワクチンが終わって1週間目のデビューと考えて下さい。 ただしダッコして外に連れて行く位でしたら構いません。
体がまだ弱い時期ですから、病気や寄生虫などに接しないようにすることが大切です。 また、お尻が汚れている場合などは部分洗いや蒸しタオルで拭いてあげてください。
その12. ワクチン接種について。 生後2ヵ月目と3ヵ月目に獣医に連れて行き混合ワクチンを接種して下さい。 地域によっては3回打つ獣医もいます。 料金は地域によって違いますが8,000円前後かかります。 なお、この時に子犬の便を持参して検査していただく事をお薦めいたします。 (親切な病院は、予約段階で持ってきてほしいといってくれます。)
子犬は意外と回虫がお腹にいるケースが多い為です。 その場合は虫下しなどを獣医が飲ませてくれます。
その13. 獣医さんについては、なるべく近所の人から聞いて流行っている所に行ってください。
ペットには公的な健康保険がありませんから、獣医師の料金は様々です。
|